JA1NVLの細々日記

2020年5月30日(土)

2020年4月25日(土)から、アンテナと同軸ケーブルを全て一新する為、ずっと停波している鴨川市嶺岡山のJM1YUK局。
本日、JM1YUK局の音声デジピーターとRBBS、APRSのデジピーターを再稼働させる為にも、朝からJI1RFF局と私だけで駆け付けました。



とにかく、午前中いっぱいでRBBS、APRSのデジピーターを再稼働、午後は438.02MHzの音声デジピーターと、1296.34MHzの音声デジピーターを10Wで再稼働させる予定でしたが…。

お昼近くになって、JI1RFF局がSWR測定を行ったところ…。
先日、2020年5月26日(火)に取り付けたアンテナのN型同軸ケーブルのコネクター付けに欠陥があって、144/430MHz帯のSWR測定を行ったところ、何とSWR値が2.0以上になっていました

50/1200MHz帯は無線機のマイクが局舎に無かったり、SWR計が1200MHz帯まで対応しているのを持ってこなかった為に測定できませんでしたが、50MHz帯の八木で何も入らず、144/430MHz帯も何か異常がありました。


GPに取り付けてあったコネクターを修理中のJI1RFF局。「あっ、そちらの方から撮ってね♪」

それで、一番下の431.34MHz（パケットのユーザーポート用）と1296.34MHz（音声デジピーター）のコネクターを、急遽、JI1RFF局が電柱に登ってくださり、応急処置で修理されました。

144/430MHz帯でほぼSWR値が1.0〜1.2に収まったのですが、1200MHz帯は測定していません。

更に、RBBSと接続している2台あるTNC（KPC-4J）を、私がJI1RFF局の指示でKISSモード設定したのですが、1台のTNCがうまく動作せず…。

予想外のトラブルで、結局、復旧させたのは438.02MHz/1296.34MHzの音声デジピーターのみ。

しかし、帰り際に動作確認をしたのですが、なぜか下山すると438.02MHzにアクセス出来ず。
また、1296.34MHzの音声デジピーターは、予定していた冷却ファンをTM-833（430MHz帯10W仕様）に取り付ける時間が無かったので、結局1Wのまま再稼働させました。


本日の作業終了後、JI1RFF局（左）とJJ1NIN局（右）。パケット通信の話から音声デジピーターの話題まで、お話が弾んで楽しい雰囲気でしたね〜

下山して、1296.34MHzの音声デジピーターにアクセスしてみましたが…。
以前より良くなった気もしますが、まだ良く分かりません。
本日も、完全復旧には至りませんでした。

また改めて、復旧作業を行う予定であります。

夕方、お仕事の帰りに、わざわざJJ1NIN局が寄っていただきました。
今回、初めてアイボールいたしました。
私より1つ“先輩”ですが、いや〜、ずっと先輩のような努力家の素晴らしい方でした。

JI1RFF局、いつも遠くから本当すみません。ありがとうございます。
JJ1NIN局、楽しいお話をいっぱいありがとうございました。
また今後とも、よろしくどうぞお願いいたします。




2020年6月2日(火)追記

さぁ、あれから千葉市と勝浦市のフレンド局、南房総市のJJ1NIN局からレポートを頂いたのですが、1296.34MHzは自宅から全くアクセスしないとの事です。


一番下の431.34MHz/1296.34MHzのGP。音声デジピーターを調整中に、このアンテナで433.00MHzを聞いていたら、群馬県（どこ？）の移動局のCQが聞こえましたが…

438.02MHzの音声デジピーターは、何と無線機とアンテナを接続し忘れた…と云った、大ドジをやらかしました。
2020年5月31日(日)に復旧しに行ったのですが…。
本来はアンテナからトリプレクサー、そしてプリアンプを通して無線機へ接続していたのですが、プリアンプと無線機を接続するケーブルが見付からず、この日はトリプレクサーから無線機へ、直接接続して再稼働させました。

結果、438.02MHzの音声デジピーターは、以前と同じ受信感度になってしまいましたが、ケーブルを用意できたら、元通りに繋げばそのままプリアンプを通せるので、もう少々お待ちください。


この場所なら、ほぼ見通し距離。しかし、手前に少し陰になる山があるので、局舎から西、北西方向に遮られてしまいます

しかし、1296.34MHzの音声デジピーターは、以前のようにGPが木々に囲まれていた頃より、少しは改善したくらいで…。
どうやら、実際にはあまり良くなっていないような気がします。

JM1YUK局舎から、直線距離で1.7Kmほどの場所。
肉眼でもアンテナを確認できる距離です。

そのまま、西方向へ進むと、手前に視界を遮る山があります。




我が家からもそうですが、障害物がなくJM1YUK局舎を見通せる場所なら、アンテナなしでも1296.34MHzの電波を、S1〜S2くらいでも受信できる上、ハンディホイップでもS9以上のフルスケールで入ります。

しかし、ちょっとした山や丘、森などで陰になってしまうと、途端に電波が弱くなってしまいます。
理屈から言えば、1200MHz帯の特性なのでしょうけど、何か腑に落ちない。


ほぼ見通し距離なのに、ちょっとした山陰になると、もうSメーターが1〜2つ落ち始めます。先程、アンテナなしでも受信できたのに！


長狭平野から見ると、大した事がないように見えますが…。実際にJM1YUK局舎の辺りは東西が山で囲まれています


JM1YUK局舎から見通せる範囲で、以前よりだいぶ改善したように見えましたが…。やはり、今回も鴨川市外へ飛んでいないなんて…

2020年6月1日(月)、勝浦市のフレンド局が鴨川市を移動されている時、1296.34MHzで交信しながら確認してみました。

結果、勝浦市まで全く飛んでないようで、東方面はウチの1296.42MHz（音声デジピーター＆WIRES-X）の方が良く入るそうでした。
一番下のGPは、北方面以外、途中に森林などで遮られてしまうので、やはり飛ばないようです。
フレンド局曰く、「まるで八木のような飛びだね〜」との事でした。



10Wにすれば、多少遠くまで届くかもしれませんが…。
1200MHz帯の移動局は1Wまでの制限があるので、嶺岡山から1Wでも飛ぶ事を期待していたのですが、ちょっとガッカリしました。