忍者ブログ

JA1NVLの細々日記

※このブログは更新を終了しました。過去記事の内容が古く、また、ブログをリニューアル前の一部のGIF画像の表示がおかしい、またはスマホに未対応な場合がありますので、ご了承ください。

HOME • Admin • Write • Comment
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最近の無線機は、メモリーの編集や保存などはemojiパソコンで出来ますが…。
昔の一部の無線機は、隠し機能でしたが、emojiDTMFを使ってメモリーの内容を電波で送受信する事が出来ました。

うる覚えですが、私は昔、受信改造済みのemojiTH-89を、このCLONE機能を使って本来は、410.000〜469.995MHzまでしか受信できなかったものを、例えば、400.000MHzや481.750MHzなど、本来は表示しなかった周波数を受信できた事がありました。


emoji改造済みのTM-833S。[CALL]キーと[BELL]キーを押しながら電源を入れるとCLONE機能になり、待機します。ここでPTTキーを押すとデータを送信します

そこで、例えばTM-733シリーズで1200MHz帯を表示だけでも出来ないか、または、800/900MHz帯の受信回路からスプリットメモリーを使って、ちょっと騙して1200MHz帯を受信できればいいな…と思った訳であります。
今回はこのemojiDTMFを使ったCLONE機能を、今更ながら解析してみようと思った訳です。

まずは、CLONEを動作させるには、ハード改造(*1)が必要です。
emojiAB誌1996年1月号の86、87ページにTM-833の改造方法が載っていました。

emojiここに書いてある改造や下記の内容を実践される場合、例え故障やトラブルになっても私は一切責任を負いかねますので、予めご了承ください。改造に付いてのご質問はお答え出来ない場合があります。



手元にあったemojiAB誌がちょっと見付からなかったので、メモ書きですみません。
まず、CPU近くのチップ抵抗(0Ω)を外して、その外したやつを隣のランドに移植します。

…これですと分かりませんねemojiemoji

K's の部屋へようこそ!』さんのブログ『TM-733」(受信改造)』の記事が参考になると思います。


emojiTM-733でCLONEデータを受信時、何故かSメーターが出ません。メモリー1ch分のデータを送信して終了すると、Err(エラー)が出ますが、きちんとメモリーに書き込まれている筈です

TM-733シリーズ(ダミーロードを付けてで送信)とTM-733シリーズ同士、またはTM-833シリーズ(ダミーロードを付けて送信)とTM-833シリーズ同士なら、そのまま問題なくもう一台の無線機にメモリーの内容を伝送できますが…。

今回は敢えて、メモリー1chのみにemojiDTMFを送信して、お好みの周波数を書き込んでみようと思います。

手元にダミーロードが無い場合は、今回は受信のみですから、TM-733/TM-833をemoji特小の周波数に合わせて、emoji特小のマイクにemojiパソコンやスマホからemojiDTMFを送信してみるのは如何でしょうかemoji


emojiデータを送信する時は、特小で送信した方が無難でしょうか?

 
emoji今回は、Puppy LInuxのDTMFダイヤラーを使ってみましたが、スマホのDTMF送出アプリなどでも可能です

今回は例として、TM-733を440.0375MHzで待機。
送信側のemojiDJ-R100D(L)を“モード8A”、“b13-08”(グループモードは特に不要ですが)、業務チャンネルのローパワー1mWで送信、そのまま本体のemojiマイクにemojiパソコンのスピーカーを当ててemojiDTMFを送信、TM-733に受信させてみました。


emojiCLONEデータをメモリー1個分送出して、メモリーを呼び出したら…ちゃんと書き込まれました!

すると、無事にメモリー1chに、438.52MHzが書き込まれました。emojiemoji
そこで、このCLONE機能で送出されるemojiDTMFの内容ですが、上記のように438.52MHzの場合は、
  1. 周波数(またはスプリットメモリー時の送信周波数)
  2. ステップ
  3. DTSS/CTCSS、メモリーロックアウト(★)の有無などの情報
  4. シフト
  5. トーン/CTCSS周波数
  6. DTSSのコード
の情報をemojiDTMFので送出している事が分かりました。

表示だけでは438.52MHzですが、20KHzステップ、トーンやDTSSなど無し、シフト無し、トーン周波数は07(88.5Hz)、DTSSコードは000と云った感じです。


emojiTM-733/TM-833シリーズでは、CLONEの表示が多少事なるようです。TM-833Sではデータを受信すると「DT」が点滅しました


emojiこれは、ダミーロードに繋いだTM-733から送信したCLONEデータを、Linuxの“multimon”で解析した様子。実際はDTMF信号がかなり早い速度なので、スマホなどで解析に失敗する事がありました
  1. 周波数(6桁)
    データはメモリー1chから順に送信する。チャンネル間は「#######」で埋めている?
    144、300/430、800/900MHzなど内容によって判断し、左右のバンドに振り分けられる。

    0から始まる。例えば、144.74MHzなら「014474」、433.16MHzなら「043316」。

    スプリットメモリー、例えば受信145.74MHz、送信145.72MHzの時は、「014574306070000145723」のように、9桁目が2から6に変わる。
    TM-833に「129622」を送ってみましたが、無効になってしまった。
     
  2. ステップ
    0: 5KHz、1: 10kHz、2: 15KHz、3: 20KHz、4: 12.5KHz
     
  3. DTSS/CTCSS、メモリーロックアウト(★)の有無などの情報
    0: なし、1: DTのみ、2: Tのみ、3: TとDT、4: 不明、5: 不明、8: ★のみ
     
  4. シフト
    0: -、1: +、2: なし、3: --(*2)、4: 不明、5: 不明、6: +-
     
  5. トーン/CTCSS周波数(トーンchは00から始まって25まで、16進)
    00: 67.0Hz〜25: 250.3Hz
    例:10番めの97.4Hzは「10」ではなく「0A」。試しに「50」とか規格外のトーンも設定可だが、やりすぎるとハングアップしたり変な動作をする事がある。
     
  6. DTSSコード(000〜999)
    初期設定は000。「##1」「00A」など、本来は設定できないものも出来るが、やりすぎるとハングアップしたりエラーになったりする。

ちなみに、TM-733に「12950030207000」「080000206070001295003」など、1200MHz帯のデータを送信しても無効でした。
また、「014536306070000433363」など、異なった受信と送信バンドも無効でした。emoji
PR
Copyright ©  -- JA1NVLの細々日記 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]