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JA1NVLの細々日記

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皆さん、こんにちは。
ちょっと久しぶりに記事をアップしてみます。

そう言えば、2023年3月24日(金)にテレ東午後のロードショーで、久しぶりにまた映画「ダイハード1」が放映されたそうですね。

ネットで検索すると、ケンウッドの“TH-41”と書いている人が居ますが…。
正しくは海外仕様のTH-21BTですよ(汗)。


emojiYouTubeにアップされている動画より。全画面モードにして、画質を1080pで、0:12辺りに注目。机に置いてある無線機に、はっきり“KENWOOD”とメーカーが判別できます。型番は、本来なら下のオレンジに“TH-21BT”と刻印されているのですが、映画では良く見えない状態

そこで、今回はまず、この無線機の話から。

冒頭にもお話したように、これはケンウッド(現:JVCケンウッド)から、1984年くらいに発売されたTH-21の海外仕様モデル。

私が説明するりも、こちらのサイト(英語)でご丁寧に画像からマニュアルまで見る事が出来ます(笑)。

映画では“テロリストが持ち込んだCB無線”となっています。

しかも、CB無線は26〜27MHz帯のはず。

当然、こんなちっぽけなアンテナでは、144MHz帯でさえ、ナカトミ・プラザ(フォックス・プラザ)の最上部と直接波で明瞭に交信できるなんて、ありえない。

そもそも(海外仕様なので)カバー範囲は、140〜149MHzまででしょうか?

更に、劇中では144MHz帯の無線機で、当たり前にフルデュープレックスで交信しています。

当時のスペックから、150mWなら何とか出来そうですが、当たり前ですがモノバンドのハンディ機ではフルデュープレックスは絶対に不可能(汗)。

屋上から警察無線にメーデメーデーするシーンは、144MHz帯の無線機ですので、なんとかなりそう…。

他にも劇中でリムジン運転手のアーガイルが、慌てて車内のモービル機のスイッチを入れるシーン。メーカーと型番が見えませんが、TM-221Aが映ります。



ちなみに、アメリカ/カナダ向けモデルには、TH-21ATTH-21BTTH-31ATTH-31BTTH-41ATTH-41BTとあったそうです(単体Aはテンキーなし、Eはヨーロッパ向け、AやEがないものは日本国内モデル)。

この“AT”は確かテンキーが付いたモデル、“BT”はテンキーとトーンスケルチユニットが入っている仕様だったのかな、って?

更に、例えば、TH-21ATの場合も、K1、K2、KP、とか米国向け、その他の市場向けなど、細かい仕様も存在していたと思います(未確認)。

日本にはない、220MHz帯のTH-31BT

…今は便利ですな〜。
ほら。
こうやってYouTubeで見られるだもん!
https://www.youtube.com/watch?v=z4iwT-yIzTM
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