JA1NVLの細々日記

私の家の近くは、山だらけ…。



今回は、特に目的もなく、ただ散歩がてら山さ来ただけなのですが…。
当然、山の中ですから何も入らず。

しかし、逆に“特小でも遊び放題”ってワケ。

都会の私のフレンド局に言わせると、どこも業務通話で空きチャンネルがない感じですが、うちの周辺は、まず何も入らないので、今回は自分で遊ぶきっかけを作っちゃおう〜、っと、です。

いつものDJ-R100D(L)。
オラは2台持っていますので、片方を林道の入り口付近に隠して、送信状態にして設置。
もちろん、PTTホールドをオンにして、ず〜っと電波を出させておきます。

一応は、特小の制約上、3分に1回、送信が停止して2秒後に再送信を始める訳ですが…。
アマチュア無線で、ずっと無変調を送信させる事はご法度ですし、無線機がアッチッチになってしまいます。


以前はここに林道の看板が無かったのですけどね…。ここ数年の間に新しく設置されました

10mWならでの特小。
免許・資格不要のお手軽無線、特小は、本当自由に使えるのがいいじゃないですか。
ね、お山へ行きましょう〜〜〜

堂々と“422.3000MHz”でず〜っと遊んでも、誰にも迷惑にならないワケですから(*1)。

と言いましても、半分は通話目的ではなくラジオみたいな用途。

ほら。
林道にバイクのライダーさんの集団がくれば、受信側のDJ-R100D(L)から、そのままエンジン音が聞こえてくる。

で、林道の入り口から何分で、今私が居る山奥まで来るか計算したり…。
これも、圧縮→展開でタイムラグが生じない、「生」のアナログ音声の良いところじゃないですか。



蛇足ですが、オラがず〜っと前に居た職場は…。
山奥にあって、仕事が暇な時期は定時まで、ずっと山の奥を一人で探検していました。
当時は、携帯電話が圏外になってしまうので、職場でも連絡用に特小を購入したほど。
今でも、その広大な山々は奥深いので、新緑の頃などに行くと面白そうですけどね。

ちなみに、その職場の会議室に、歴代の職員の写真が飾ってあるのですが…。
今も、オラの若い頃の写真が残っているかもしれません。



そんな頃からも、今日まで山さ行くと無線機持って歩いて…。
昔から殆ど変わらない、422MHz帯アナログFM。

今回は、最もポピュラーの単信レジャー9ch。
もちろん、山の中ですからL01ch〜L09ch、b01ch〜b11ch、どこも使いたい放題です。


私の家に特小や1200MHzのハンディ機で送信した場合、いつもこの辺りが限界になりますが…

特小の電波でも、DJ-R100D(L)の1/4波長アンテナでは、山間部に突入しても、結構届く届く。
いつもながら、山間に入っても反射波によって届くのが感じられますが…。

今回は2波を使ったレピーターではなく、単信でず〜っと送信しているのを受信しているだけですので、単純に電波を受信し続けているせいでしょうか。
多少のフェージングや電波が弱い場所があるものの、ラジオを聴くのと同じように弱い電波でも信号を復調できる。



こんな山奥で…。
特小の電波なんて、普段は滅多に受信できないんじゃないかな、と、です。

ちなみに、ここまで来ると4G回線のスマホですら、基地局からの電波が弱くなって、殆ど使い物にならない事があります。

そのような場所でも、特小なら遊べる。
当然、電波利用料も、通話料も掛からない。

繰り返しになりますが、全く混信にならない山奥で特小。
都市部では味わえない遊びです。


これからの季節、この辺は蛭がウヨウヨ出没しますので…。草むらに入らないようにしましょう

あっ、そうそう。
東京の街を歩いている時、普通にトランシーバーを持って歩いている人は居ませんものね。
無線機＝盗聴
スマホだって盗撮に使う人居るでしょ

…なのに、無線機を持っていると怪しい奴と見られる。
おかしいよね。

普通に、量販店やカーショップなどで、従業員同士、お客様の前でも特小で普通に連絡を取り合っている事がありますけど、ね。

しかし、私も街中を歩いていて、DJ-R100D(L)やDJ-G7を持って歩くには、人目が気になって出来やしません。

なぜ…


このすぐ上に、“林道柚ノ木線”が平行しているのですが…。この森から登れないかしら？

この山奥。
今の家に引越ししてから、私はよく来るのですけどね…。

とにかく、な〜んにもないので、何かしら自分で遊びを見つけるとか。
後は、休みの日に来て、翌週の会議で発表する原稿を、誰にも聴かれない山奥で、声を大きく、はっきり読み上げる練習をしたり…。

今回のように、無線機を持って遊ぶ以外にも、よくお邪魔しているんです。

いつも思うのですが…。
普段から人と喋ったり、声を出していないと、いざ、人前などで本当に喋る事が出来なくなってしまう事って、ありませんか

無線で交信するのと、また違うんですよね〜。



そう言えば、よくメモを帳面などに咄嗟に綺麗に書ける人って、私は凄いと思います。

例えば、電話の応対や、対面で面談をしながら、スラスラとペンを動かして綺麗にメモをする事。
意外に私は“マルチタスク”が苦手なのと、面談している時も緊張してうまく字が書けないんですよ〜。

私より1つ歳下の男性が、普通にやっていたのを見よう見真似で、12年以上やってみましたが、全く上達せず…。

返って、スマホのICレコーダー機能で録音するか、テキストエディターで要点だけでもメモした方が、ずっと正確ですけどね。

そんな、メモする練習も、実はこのような場所で行う。
このフェンスがちょうど良いアース代わりになるんです。

ここで、ラジオを聴きながら、アナウンサーの言葉をメモしたり。
あ、後は7MHzで聞こえた、遠くの土地のコールサインをメモしたり。


7MHzや短波帯ラジオ、29MHz帯くらいまでや、FMラジオなど。このフェンスにDJ-G7を近づけると、少し感度が良くなる事が。今回、DJ-R100D(L)を近づけてみると、受信感度がアップするか実験すれば良かったかな？

しかし、いくら無駄なメモの練習しても、結局、本番で発揮できなかったり…。

そんな、一人で練習できるこの場所へ、誰かが近づいてくるのをモニターしています。
そう、先程申し上げた、凡そ950メートル離れた、林道の入り口に仕掛けているDJ-R100D(L)から送信されている、422.3000MHzの電波。

ん
林道起点近くの家で飼われている犬が鳴いている様子が聞こえてくる。

誰か人が来たのかな。
もし、この林道の私が居るところへ来るとなると、歩いて15分。
バイクか自転車でも、今、私が居るところまで、5分は掛かる計算じゃないですか。

そろそろ、撤収して奥へ行こうかな…。



あれぇ…。
本当に久しぶりに来たら、大規模な崩落があって、もうこれ以上、先へ進めず…(*2)。

今日は、360度写真を撮影して帰る事に（こちら）。
ぐる〜っと、ドラッグして見回してください。
ね。すっごい山奥でしょ

ちなみに、2012年くらいまでは、この先へクルマでも行けたと思いましたが、ここ数年の間に荒れ放題になって、車両通行止めになってしまいました。