JA1NVLの細々日記
※このブログは更新を終了しました。過去記事の内容が古く、また、ブログをリニューアル前の一部のGIF画像の表示がおかしい、またはスマホに未対応な場合がありますので、ご了承ください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2020年12月26日(土)、
JA1BJY局から送っていただいた、1200MHzのプリアンプが届きました。

送っていただいた1200MHzのプリアンプ。
本来は、アンテナ直下に取り付けるもので、UHF帯にアクティブなOMさんがご覧になられると、大変お粗末な話を承知で、実験してみます。

今回、JA1BJY局からお借りした1200MHzのアンテナ直下用プリアンプ、安展工業製・GRA-1220。殆ど未使用で美品!
今回は、
JA1BJY局からお借りしています。
丁寧に梱包された
箱から取り出しましたら…。
な、なんと! 殆ど未使用の美品です


テスト用に同梱していただいた、両端N型オスケーブル
1200MHzのアンテナ直下プリアンプで、殆ど未使用となると本当に希少品です。
私が購入したなら、野外に取り付けたかもしれませんが…。
今回は実験用にお借りしたものですので、そのまま室内に置かせていただきます。
アンテナ直下に入れるべきものを、無線機近くに置くとどうなるか…。
全くド素人目線で、まずは試してみたいと思いました。
それも、かなりいい加減。
“アンテナ直下に入れなくても、弱い信号を増幅すればいいのかな”と、私はそんな考えでした。

まず、配線に悩みました。
GRA-1220の電源は、F型コネクターの線で供給するそうですが…。
同梱の電線は、プラスの赤線1本しか付いていないんです。
私は、プラスは安定化電源のプラスへそのまま繋いだのですが、わざわざマイナスをGRA-1220のケースから1本の線で、安定化電源のマイナスに接続したのです。
後に
JA1BJY局から教えていただいたのですが…。
敢えてマイナスの線を付け足すのは不要との事。
ノード機に使用しているTM-833は、前のオーナーさんがどのような使い方をしていたか分かりませんが…。寒い時はディスプレイの表示が継ぎはぎだらけになってしまうんです
取り敢えず、今回は実験用ですので…。
そのまま、ウチの
別棟にある倉庫にある、1200MHzで運用中のWIRES-X&音声デジピーターのTM-833近くにGRA-1220を置いて、そのまま取り付けてみました。
倉庫の屋根に、1200MHz帯コーリニア“SKY LS-12N”(左)、X5000(右)がありますが…。今はX5000は殆ど使用していないんです

う〜ん…。本来はアンテナ直下にプリアンプを取り付けるものなのでしょうけど…
私の住んでいるカモガワで、1200MHzは何も聞こえませんが…。
うちから唯一、コーリニアやGPで入るレピーターにアクセスして試してみました。

結果は…。
う〜ん…
メーターは振れますが、受信音がいまいちノイズだらけ
その理由について、
JA1BJY局がこちらの記事『プリアンプの増幅イメージ』で書いていただきました。
GRA-1220の電源を入れると、何も信号を受信していないのに、TM-833のSメーターが
2〜3常に振れてしまいます(これを「空S」と呼ぶそうです)。
1260〜1295MHz付近まで
3
1296〜1299MHz付近まで
1〜2
と、プリアンプ自身のノイズがTM-833のアンプで増幅されてしまっているようです〜。
しかし、この状態でもプリアンプを入れると“多少の効果”があるようです。
固定の信号ではいまいち分からないので…。
うちから
一山越えた林道まで歩いて行って、実験してきました。

あの
山の向こうは、あまり行きませんが…。
あそこまで行く為に、真っ直ぐ行く道がありませんので、
うちから5〜6Km迂回して歩いて行きます。

遠くに見える鉄塔の真下は、実は一山、二山も山陰になる場所。この写真の鉄塔は、我が家からは直接見えません

私の家から光学ズームすると、遠くに地層が剥き出しの箇所が見えます。あそこまで行くのが大変なんです!
上図の薄い赤(1200MHzの電波が届きにくい場所)と赤色部分が林道柚ノ木線です。
本来なら、赤い部分まですぐに行きたいところですが、現在では徒歩でも行ける道がない為、ぐる〜っと迂回する訳なんです。

さて、やってきました。
カモガワ市から君津市へ抜けるロングコースの林道柚ノ木線です。
2010〜2011年頃、私はこの道を歩いて
安房高山付近まで抜け、国道410号線経由で帰宅したのですが、万歩計から計算すると、凡そ22Kmにも及ぶ距離でした。
その途中、
携帯電話はもちろん
圏外になる上、辛うじてウチの
1200MHzのWIRES-X&音声デジピーターの電波が入るところがあります。
更に、鹿の群れと遭遇したり、
イノシシが前を横切ったり、たまに
骨(鹿やキョンなどの死骸?)を発見したり…と、とてもスリリングな道で、一人で歩くと怖いですけどね。

今回は、今まで
DJ-G7で1W出しても届かなかった場所へ、もう一度行ってみようと思いました。
後、もう一つ。
先程、うちでアクセスした1200MHzのレピーターは、この林道柚ノ木線の見晴らしの良い場所へ行くと、
DJ-G7の0.2Wでもアクセス出来る場所があります。
更に、その先には“素晴らしい場所”があるので、それをお見せしようと思いましてね。

さぁ、林道柚ノ木線に入って間もないころです。
何気なく、ウチの
1200MHzのWIRES-X&音声デジピーターの電波が入るところを探して、
DJ-G7でVDR-100にアクセスすると…。

こんな山奥まで来ると、もうスマホは圏外! 冬の夕刻時、一人歩きはちょっと怖い(場所:35.153120, 140.053679)
こ…
こんな場所から(360度写真なのでドラッグしてグルっとご覧ください)…
うちまで届いた

今までは、どう頑張っても届かなかったのですけどね。
ちなみに、この時、ノードのTM-833からは10Wで、アクセスした
DJ-G7では0.3〜0.4Wくらい(*1)(*2)。

ここで、うちまで届く!? ほんのピンポイントですが、微かに電波が入ります。当然、スマホは圏外!(場所:35.153206, 140.051434)
更に、不思議だったのが…。
こ、
こんな山間で(360度写真なのでドラッグしてグルっとご覧ください)、1200MHzの電波で届きました
この時、凄く不思議なものでした。
もちろん、使用していたのは付属のアンテナ(EA-163)(*3)ですが、今までこんな山奥でウチの
1200MHzのWIRES-X&音声デジピーターの電波が入らなかったのですが…。
今回は、0.3WあればVDR-100にアクセス出来たのです。
この時、ノードのTM-833は10Wで、
DJ-G7の
Sメーターが振れない“BUSY”だけのRS51程度の信号でしたが…。
VDR-100のトーンスケルチ回路を動作させるくらいの信号強度で届いているようでした。
移動しながらアクセスすると、空Sによるノイズ混じりでも、やはりプリアンプの効果が現れているようで、プリアンプなしよりは微かな信号でもスケルチを開かせる感じで、1200MHzの小刻みのフェージングが少し滑らかになっているような感じがしました。
同じような山間の場所は他にもあるのですが…。どうやら、山の上の送電線の鉄塔が1200MHzの電波を反射させるのでしょうか? この鉄塔が見える場所に来ると、ピンポイントでうちの音声デジピーターやWIRES-Xの電波が入るようになるので、不思議です
そして、前から私が不思議だったのは…。
ハンディホイップだけでも、こんな
山間で1200MHzの不思議な反射を体験できる事。
繰り返しになりますが、
ノードのTM-833から10Wの電波がやっと届く山間から、逆に
DJ-G7の0.3Wでアクセス出来、半固定すればノイズ混じりでも音声や
DTMFをVDR-100やHRI-200が復調できるくらいでした(*4)。

先程の場所から少し進んだところで…。こんなところでも、DJ-G7のSメーターが2つ振れる事が!
途中、林道柚ノ木線から逸れて、更に山奥へ向かった、
こんな場所から(360度写真なのでドラッグしてグルっとご覧ください)もアクセス出来て…。
こ…こんな…
山間の中から、先程と少し違って、
DJ-G7の
Sメーターが1つか2つ振れるくらいの強さで入るのです
DJ-G7をニッケル水素電池4本で稼働させた時のローパワーとハイパワーでは、やはり「差」がありました。
VDR-100で録音された音声のノイズ加減が少し違うので、恐らく0.2Wと0.3〜0.4Wくらいの差だと思いますが、10W送信のTM-833からの電波が“BUSY”程度しか入らない場合は、ローパワーではアクセス出来ない事があります。
今回は本来のプリアンプの効果を完全に発揮していないながら、10W送信に対して移動1W以下でアクセスするバランスを考えると、ちょうど良い感じなのかな、と思いました。
JA1BJY局、ありがとうございます。
再び林道柚ノ木線に戻って、今度は西方面に開けた場所を目指しますが…。
途中で崖崩れなどで道が荒れていて、進むのが困難な為に断念しました(
バイクのライダーさんと良く会うので行けない訳ではありませんが)。
あ〜あ、
靴がドロドロだ〜〜。


送っていただいた1200MHzのプリアンプ。
本来は、アンテナ直下に取り付けるもので、UHF帯にアクティブなOMさんがご覧になられると、大変お粗末な話を承知で、実験してみます。

今回は、

丁寧に梱包された

な、なんと! 殆ど未使用の美品です



1200MHzのアンテナ直下プリアンプで、殆ど未使用となると本当に希少品です。
私が購入したなら、野外に取り付けたかもしれませんが…。
今回は実験用にお借りしたものですので、そのまま室内に置かせていただきます。
アンテナ直下に入れるべきものを、無線機近くに置くとどうなるか…。
全くド素人目線で、まずは試してみたいと思いました。
それも、かなりいい加減。
“アンテナ直下に入れなくても、弱い信号を増幅すればいいのかな”と、私はそんな考えでした。
まず、配線に悩みました。

GRA-1220の電源は、F型コネクターの線で供給するそうですが…。
同梱の電線は、プラスの赤線1本しか付いていないんです。
私は、プラスは安定化電源のプラスへそのまま繋いだのですが、わざわざマイナスをGRA-1220のケースから1本の線で、安定化電源のマイナスに接続したのです。
後に

敢えてマイナスの線を付け足すのは不要との事。

取り敢えず、今回は実験用ですので…。
そのまま、ウチの



私の住んでいるカモガワで、1200MHzは何も聞こえませんが…。
うちから唯一、コーリニアやGPで入るレピーターにアクセスして試してみました。
結果は…。
う〜ん…


その理由について、


GRA-1220の電源を入れると、何も信号を受信していないのに、TM-833のSメーターが

1260〜1295MHz付近まで

1296〜1299MHz付近まで

と、プリアンプ自身のノイズがTM-833のアンプで増幅されてしまっているようです〜。
しかし、この状態でもプリアンプを入れると“多少の効果”があるようです。
固定の信号ではいまいち分からないので…。
うちから


あの

あそこまで行く為に、真っ直ぐ行く道がありませんので、




上図の薄い赤(1200MHzの電波が届きにくい場所)と赤色部分が林道柚ノ木線です。
本来なら、赤い部分まですぐに行きたいところですが、現在では徒歩でも行ける道がない為、ぐる〜っと迂回する訳なんです。
さて、やってきました。
カモガワ市から君津市へ抜けるロングコースの林道柚ノ木線です。
2010〜2011年頃、私はこの道を歩いて


その途中、



更に、鹿の群れと遭遇したり、



今回は、今まで

後、もう一つ。
先程、うちでアクセスした1200MHzのレピーターは、この林道柚ノ木線の見晴らしの良い場所へ行くと、

更に、その先には“素晴らしい場所”があるので、それをお見せしようと思いましてね。
さぁ、林道柚ノ木線に入って間もないころです。
何気なく、ウチの



こ…




今までは、どう頑張っても届かなかったのですけどね。
ちなみに、この時、ノードのTM-833からは10Wで、アクセスした


更に、不思議だったのが…。
こ、


この時、凄く不思議なものでした。
もちろん、使用していたのは付属のアンテナ(EA-163)(*3)ですが、今までこんな山奥でウチの

今回は、0.3WあればVDR-100にアクセス出来たのです。
この時、ノードのTM-833は10Wで、


VDR-100のトーンスケルチ回路を動作させるくらいの信号強度で届いているようでした。
移動しながらアクセスすると、空Sによるノイズ混じりでも、やはりプリアンプの効果が現れているようで、プリアンプなしよりは微かな信号でもスケルチを開かせる感じで、1200MHzの小刻みのフェージングが少し滑らかになっているような感じがしました。


そして、前から私が不思議だったのは…。
ハンディホイップだけでも、こんな

繰り返しになりますが、




途中、林道柚ノ木線から逸れて、更に山奥へ向かった、

こ…こんな…





VDR-100で録音された音声のノイズ加減が少し違うので、恐らく0.2Wと0.3〜0.4Wくらいの差だと思いますが、10W送信のTM-833からの電波が“BUSY”程度しか入らない場合は、ローパワーではアクセス出来ない事があります。
今回は本来のプリアンプの効果を完全に発揮していないながら、10W送信に対して移動1W以下でアクセスするバランスを考えると、ちょうど良い感じなのかな、と思いました。



再び林道柚ノ木線に戻って、今度は西方面に開けた場所を目指しますが…。
途中で崖崩れなどで道が荒れていて、進むのが困難な為に断念しました(

あ〜あ、


PR