JA1NVLの細々日記

皆様、いつもありがとうございます。
2019年8月17日(土)の記事で申し上げたように、2019年8月19日(月)、8月20日(火)は、急遽、とちぎ県へ行って参りました。


2019年8月19日(月)

最近、非常に有難く、嬉しく思うのですけどね。
いつも、音声デジピーターで私を呼んでくださる、カトリ市の方を始め、フレンド局の皆様も、気にして頂いて…。

「APRSでいつもチェックしていますよ〜」「ブログ見たよ〜」と、後でムセンで繋がった時にお訊きする事が多くなったもので、私なんぞは暑さで参って、ムセンのマイクすら握る気力が無くなっていましたが、声を出したくなるものですね。

最近は誰に見られているのかサッパリ分からないので…。
たまに自己流ペースに乗って、誤字・脱字、表現がおかしい部分も結構あるし…。
見られるとお恥ずかしい事も書いているかなぁ〜、ってね。


朝6時45分頃、家を出発してから凡そ4時間。一度もトイレ休憩なしにここまで来ちゃいました！（場所は、35.948654, 139.836124）

いきなりですが…。
まずは、さいたま県でございます。

もぐら＠JE8BIZさんのように、最近は、私も“敢えて下道派”で行ってみようと思いました。

最近、社会問題化して話題になっている、高速道路での煽り運転を意識してからか、私も逃げ道がほとんどない高速道路に比べると、万一の時に脇道に回避可能な一般道路で行こうと思った訳です。

何せ長距離ですからね…。
途中で何が起こるか分からない。
しかも、万一の時は私一人なので、非常に心細いのは言うまでもありません。



ナビに任せると、渋滞する国道を優先するので、今回もGoogleマップとナビのルートを睨めっこしながら、独自にルートを開拓です。

本来、遠出する3県、グンマ県、とちぎ県、イバラキ県の北部のうち、とちぎ県を“後での楽しみ”に残しておきたかったのですが…。
スケジュールと優先する仕事で、今回は急遽、とちぎ県を優先としたのです。



と言いつつも、千葉県→東京都→埼玉県と北上して、途中で利根川を越えてから、ほんの一部ですが、群馬県→茨城県→栃木県→茨城県→また栃木県…と面白いコースとなりました。

スマホでAPRSを出しながら、ずっと走行していたのですが…。
シラカワ市のJP7GUC局からメッセージが届いていました。

ちなみに、JP7GUC局は2012〜2013年にWIRES-IIで初めてお話ししたのがきっかけで、2014年9月7日(日)に初めてアイボールでお顔を拝見（パスワードで保護）。

以降はWIRES-Xに以降してからも、今日もお話ししています。


JP7GUC局は144.66MHzでi-Gate経由、私はスマホのU2APRSを使用。APRSの簡易メッセージ機能は半角英数字しか使えないので…

今回、とちぎ県を後に残しておきたかったのは…。
JP7GUC局のお家まで、クルマで40〜50分くらい近くのところまで行く予定があるので、せっかくなので凡そ5年振りにアイボールしたいと思っていたのです。

更に、JP7GUC局のお家近くにある430MHz帯レピーターが稼働している、凡そ600メートルの山に、前からADS-SR1を使った音声デジピーターを上げる話があって、管理者からは既に承認済みですが、計画だけで終わっているとの事なので…。

何か進展すればいいなぁ、と思っていたのですけどね。






あれぇ!!　私の地元の山と殆ど同じ感じじゃない！　でも、ここはカモガワじゃない…

とちぎ県を走行中、JP7GUC局にメッセージのお返事をしようと思って…。
寄った山間部の場所。

私の家があるカモガワと良く似ています。

山、田、神社、池、川…。
写真だけだと本当に、うちの方と同じだぁ〜、と思っちゃうほど。
ただ、違うのは、冬の時期に雪がどれだけ積もるかで、真っ白な風景になってからでしょうけどね。


こんな風景だって…。いつも、1200MHz帯で山に向けてプリンテナや八木アンテナを向けて実験する、うちらの山の風景と同じ〜〜！

途中、山間部の田舎で寄り道してから、更に進みます。
つい、この前まで、イバラキ県とトチギ県の県境の田舎町で、“この山々と峠を越えれば、栃木県だなぁ…”と思っていた頃より、気付けば今回はまた一歩、いや、二歩以上も進んでしまいました。

何か“きかっけ”と銭さえあれば、遠出する事も出来る…。
実を言うと、イバラキは良いところですが、なぜかトチギ県の方に目が行ってしまったんです。

良く考えると、私のクルマ以外でも、素通りで通る事も何度かありますが、栃木県は良く言っていたのですが、茨城県はあまり行った事が無かっただけでした。



今回は、イバラキ県やグンマ県ほど、仕事量は多くないものの、トチギの南から北の端までの移動だけで長くて…。
とにかく日没までには、今日一日で終わらせる目標を達成させるには、途中で無駄な休憩時間も取らないで、ひたすらアクセルを踏み続けてハンドルを握るしかありませんでした。

もちろん、あまりやってはいけない事でしょうけど、昼食を取ると途中でどうしてもトイレに寄りたくなって時間が無駄になるので、出来るだけ飲食しない。
眠くてどうしようもない時は、コンビニに寄ってお茶を買う事もしますが、基本走るのみ。



先月、グンマ県へ行った時は、予め地図を見て計画していたコースを一日で回れずに、その日に完了させたかった仕事を翌日に持ち越してしまいました。
それは、観光地で遊んでいたとかではなく、たった数回のトイレ休憩に加えて、渋滞が原因だったので…。



先日も、フレンド局と無線で話した時に、「無線やってるオトコの旅なんて、あまり観光地とか行かないよね〜」なんて話題になりましたが…。
確かに、私も高い山とか、見晴らしの良い場所へ行く事が多いかもしれません。

今回は、翌日は少し余裕が持てるなら、途中で無線でもやりたいけど…。
観光地の観光客がいっぱい居る場所の運用は流石に抵抗あります。

それに、私はクルマを運転する事は嫌いではないので、こうやっていろいろな場所へ行くだけでも満足であります。


TM-833SにTSU-8を装着していますが、Sメーター以下の微弱な電波なので、CTCSSをオンにするとトーンスケルチが開かないので、敢えてトーンスケルチをオフにしてみました

そんな中…。
一日の仕事をサッサと完了して、栃木県鹿沼市のショッピングモールで休憩して、これから宿へ向かおうとした時の事です。

何と！
先日、2019年8月18日(日)の記事でも書いた、鹿野山の山頂に設置されている音声デジピーター（438.06MHz／JO1YLU）の電波を、Sメーターが振れない微弱ながらも受信したのです

鹿野山から、直線距離で北北西に凡そ148Kmです
更に、宇都宮市、さくら市を走行中にも、所々で入るではありませんか
以下、最低でもBUSY点灯以上で受信できた場所です。


国道293号線／栃木県宇都宮市下小倉町（36.685199, 139.929030）



国道293号線『向河原』交差点付近／栃木県さくら市向河原（36.691393, 139.943355）


国道4号線／栃木県さくら市氏家（36.708138, 139.957926）

つまり、私達が日頃、438.06MHzで会話している電波が、遠く離れた栃木県まで届いていると言う事。当然、インターネットを使わず、無線の電波だけで…。
上記以外にも入る場所がありましたが、JI1RFF局によりますと、以前、東北自動車道の郡山JCT付近でも受信できたとの事。

そして、17時58分、やっと宿泊予約していたホテルに到着。



“あれ？”と思われたでしょうけど…。
何故か、お部屋が二人分

ベッドが1、2…。枕も、1、2…。
確かに、二つあります。
私のクルマと同じく、“ツイン”。





つまり、今はクルマの助手席が空いていながら、ビジネスバッグやおもちゃ、（お守り）などが乗っている訳ですが…。
それと同じく、ホテルの部屋も“ツイン・ルーム”にし……じゃなくって、実は、夏休みもあってでしょうか。本日の予約で、このお部屋しか取れなかった訳です。

当然、料金もシングルより、ちょっと割高になります。



でも、今回も最上階、つまり10階の部屋でした。
面白い事に、国道を挟んですぐのところに、こちらの半分の5階建ての同じ系列の“第2”ホテルがあるのです。

今回はどちらも満員でしたが、当然、ここからシラカワ市方面まで電波を飛ばしたい都合上、10階建てのホテルを予約した上、今回は北側の最上階のお部屋なので、超ラッキーでした

その前に…。
もう目と鼻の先は、東北地方。つまり、7エリアです。
1エリア、関東の端、そして、7エリアの端。栃木県と福島県の県境って、千葉県から茨城県へ初めて抜けた時よりも、更に新鮮味を感じますけどね。


フクシマ県の430/1200MHz帯広域レピーターが入ります。同じ場所の局でも、430/1200MHz帯では全く電波の飛びからIDの内容も違います。ちなみに、1200MHz帯は一度カーチャンクして遅めのCWのID（コールサイン＋設置場所＋K）と5秒くらいのハングアップタイムが終了するまで、25秒も送信を維持しています。ちなみに、430MHz帯は八重無無線製の旧式FTR-5410、1200MHz帯は旧スタンダード製のRP-70KFと思いますが、細かく聞くと、CWのIDやハングアップの様子も結構仕様の違いがあるのが分かるでしょうか？

窓際に、DJ-G7とVOX始動で自動録音可能なICレコーダーをスタンバイさせて、430/1200MHz帯で入る6波のアナログFMレピーターの周波数に合わせながら（後述）、同時に私は一日の終了の事務処理をしています。

そして、もう一台持参のDJ-G7＋ADS-SR1で1200MHz帯のポータブル音声デジピーターを稼働させてみました。



しかし、この高さからJP7GUC局のお家で稼働している、WIRES-Xのノード（144.56MHz／88.5Hz／JE7ZBX）まで届かない事が分かって、430/1200MHz帯の直接波でも無理となると意味がないので、音声デジピーターは撤収してしまいました(*1)。



さて、一段落した後は、夕飯を食べに出掛けます。
いつもは決まって、ラーメンなのですけどね…。
今回は…ふと、遠くに…またまた美味しそうな感じがする飲食店の看板が目に入りました。




今回は牛丼とセットものを注文。これで500円は安いかも？　朝から野菜を食べていなかったし、みそ汁も美味しかったので満足♪

今回はかなり安く夕飯を済ませる事が出来ました。
以前、グンマ県でこれくらいのものを、コンビニの弁当と一緒に買ったら、軽く2,000円をオーバーしてしまったので、今回はお得に感じました。
それで、金銭的に余裕があったうちに、目の前のコンビニさ寄って、2リットルのア○エリアスを買って、部屋でチビリチビリ飲むってワケ。

なぜか、いつもホテルの部屋って乾燥して、異様に喉が乾くものでしてね…。


手前に10階建てのホテル、右奥に同じ系列の5階建てのホテルが並んでいます

結局、この後もホテルの部屋に戻って、23時くらいまで事跡データの確認や画像データのアップなどで仕事してから、漸く、寝る事が出来ました〜。




2019年8月20日(火)

今回は、朝はきちんと5時に起床できました
と言うのも、以前、シブカワ市のホテルに宿泊した時、スマホのアラームをセットしたのですが、マナーモード（全てのサウンドとバイブレーターもOFF）を解除するのを忘れたまま寝てしまったので、1時間寝坊して大慌てだった事がありました（その分、朝食を抜きにした）。

2日目は朝から本降りで、途中、那須高原に寄った時は、雨と更に濃い霧が発生しました。
シゴトも午前中早く完了して、後は帰るのみとなりました。



せっかく、那須高原まで来て、もうすぐで7エリアにも行ける場所ですが…。
生憎の雨なので、無線もやる気が出ないし。
取り敢えず、シラカワ市の430MHz帯レピーターで、会社の休憩時間にワッチしていれば…と、JP7GUC局をお呼びしてみましたが、今日は火曜日でお仕事でしょうし、当然、応答はなし。



それで、この430MHz帯のレピーター。
1985年7月に開局、今も運用されているサフィックスが2桁コール(*2)の老舗レピーターですが、私が一番最初にIDを耳にしたのが、1990年でした。

当時から女性（と言うより若い女のコ）の声で「こちらは、ジェイ・アール・セブン・ブイ・ティ、シラカワレピーターです」と音声合成で流れるのですけどね。
私が初めて聞いた時から、今日まで全く同じ

しかし、一番最初に聞いた時は、「こちらは、ジェイ・アール・セブン・ブイ・ディー、イナガワレピーターです」と聞こえたのですが…。
イナガワではなく、シラカワ。しかも、「D」ではなく「T」と発音していた事に気付いたのが、だいぶ後になってからでしたけどね。

アナログFMレピーターって、IDやハングアップタイム、スケルチ加減など、地域によってそれぞれのご当地ながら特色があるので、私は個人的にアマチュアらしくて好きなのですけどね（同類で特小のレピーターもありますが、また話が違ってくるので割愛）。

ちなみに、こちら（直リンクでごめんなさい）の記事の中盤くらいに、今お話しした、関山のレピーターの外観の写真があります。



後、30〜40分程、クルマを走らせれば某広域レピーターがある場所まで行けるのですが…。
雨が本降りになって、霧も濃くなってきたので、どうも気が乗らないし。
ちなみに、以前から私はその某広域レピーターが、どこの山のどの場所に設置されていたか知っていました。

以前、凡その場所を追って行ったら…。
確かに、いかにも“これ、レピーターじゃね”というようなパンザマストと、430MHz帯のGPと併設で少し短めの1200MHz帯のコーリニア(?)、そして、レピーター本体が収納されているボックスがあるモノを見つけちゃったんです。

やはり、私の勘は当たった〜
…と正解の記事がありました（こちら）。

音声デジピーターもそうですけど、こうやって他所様のレピーターさんの様子を見ると、アマチュア無線ですが、みんなプロの技術を持った人たちって凄いなぁ、と思います。
そして、その有志の皆さんが構築されたものを見て、実際に使わせていただくと、また違った感じで興味が出てくる感じです。

さて…帰ろうかな。
栃木県はまた来月もお邪魔しますし、群馬県と茨城県の宿題もありますから…。


行きと帰り、分りやすいように個人局コールと社団局に分けてAPRSを出してみました。確かに遠い…けど、千葉市〜埼玉県を越えれば後は楽ですけどね

ちなみに、私の家があるカモガワ周辺では、昔はアイコム製のIC-RP3010や自作のレピーターが多かった事もあって、八重洲無線製の旧型、FT-5410の独特のCWのID（ブザーの音みたいなトーン）って、ちょっと変わっていて面白いと思いました。
更に、もっと細かく言うと、FT-5410の場合はカーチャンクした後に、CWを送信した後にハングアップタイムがセットされないので、“DE JP#Y**”と送信した後にブチッっと電波が切れるワケ。

1200MHz帯を初めて聞いた時、旧スタンダード製のRP-70KFの凡そ550Hzの低音CWも、ちょっと面白いなぁ、と感じた事がありましたっけ。

ヤバイねぇ〜。
ここまでマニアックな人は居ないかも…

439.16MHz JP7Y*OのID
（2019年8月19日、19時21分録音／無音、途中一部カット済み）
439.82MHz JR7*TのID
（2019年8月20日、10時03分録音／無音、途中一部カット済み）
439.88MHz JP1YD*のID
（2019年8月19日、19時33分録音／無音、途中一部カット済み）
1291.24MHz JP7Y*OのID
（2019年8月19日、19時25分録音／無音、途中一部カット済み）
1291.42MHz JP1Y*EのID
（2005年9月19日、11時37分録音／旧／無音、途中一部カット済み）
1291.42MHz JP1Y*EのID
（2019年8月19日、19時29分録音／新／無音、途中一部カット済み）
1291.86MHz JP1YG*のID
（2019年8月19日、19時31分録音／無音、途中一部カット済み）
コールサインを意図的に伏せ字にしているのは、将来レピーターのIDが変更になった際、古い内容が検索に引っかからないようにする為です（YouTubeで公開している人やレピーターの生のIDをサイトで公開している管理団体もありますが）。



さて、本当はサッサと帰るつもりでしたが…。
旅の途中で、お土産を買っていかなくちゃ〜、と思い出してしまいまして…。

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《脚注》

*1: JP7GUC局もADS-SR1をお持ちなので、一応は音声デジピーターも運用された事がありますが…

*2: 日本のアマチュア無線のレピーターは、JR#WA→JR#WB→JR#WC…JR#WZ→JR#VA→JR#VB…JR#VZ、以降、JP#YCA→JP#YCB…JP#YCZ→JP#YDA…（#は1〜9、0のエリア数字）と割り当てられてきましたが、JR#WA〜JR#WZの後に何故か、JR#VA〜JR#VZとなって、更に沖縄はJR6YA〜JR6YZ、JQ6YAA〜JQ6YZZと特種な割り当て）