JA1NVLの細々日記
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1994〜1995年辺りにCQ誌の広告にも掲載され、当時は約4万円ちょっとで発売されていた、株式会社マーケテックスのVDR-100。
一部の知っている方ならご存知の、今となっては大変貴重なモノ。
海外では、ADS-SR1のように単3電池でも稼働するもの(4〜28V)があるようですが、唯一、国産で高性能のVDR-100は12V仕様なのです。
以前、VDR-100を006P(アルカリ9V)で動かそうとしましたが、9Vでは全面パネルのLEDが全て点灯“D-RPT”、“PTT”、“REC”が点灯したまま動作しませんでした。
弟にVDR-100を預けたら、バックアップ用のリチウム電池がCR2032に変えられ、抵抗やコンデンサーは抜かれ…!?
弟によると、VDR-100のマイコン周辺や殆どの部品は、5Vで動作するとか。
仮に、昇圧回路で12Vに上げても、内部では再び5Vに減圧しているので無駄になってしまうとの事。
確かに、この為にわざわざ、12Vを取り出せるモバイルバッテリーを購入するとか、エネループを10本用意するのも、ちょっと大変ですし…。
VDR-100を乾電池やエネループ、またはソーラーパネルでも稼働できればいいなぁ、と。
実は前から思っていたのですが、最低でも12V必要なのがネックでした。
昇圧回路を使って、例えば2.4〜3V→12Vとかにする方法を考えていた矢先、弟に訊くと「ちょっと待った!」との事。

最初、私が考えていた事はあっさり否定されました。
そこで、ストロベリー・リナックスさんの『AS1322A 昇圧型DC-DCコンバータモジュール(3.3V/5V) Ver.2』を本体に組み込んで、単4電池1本からでも稼働できるように改造してもらいました。
0.85Vから動作して、最大5Vまで得られるAS1322A。13×13mm、厚さ3mの昇圧モジュール。1つ800円(税別)
VDR-100が5Vで動作すればイイ!
出来れば、単3電池1本または2本で稼働すれば嬉しい!
最初はバックアップ用電池(CR14250SE)の跡地の隣にコンデンサーがあった為に、CR2032電池ホルダーが入らなかったのです。コンデンサーを別のものに変えたら、ギリギリで収納可能になりました! 後、三端子レギュレーターやスイッチ近くにあった抵抗も撤去されました(汗)
弟によると、基板のヒューズの下辺りに12Vに満たない電圧が入力された時に、マイコンにリセットの指令を送るようにしている監視回路があり、抵抗で接続されているとの事。
恐らく、抵抗も含んでいる為に、10Vあれば動作するかもしれません。
その抵抗を絶縁して、(私の説明が間違っているので、改めてこちらに修正)DCジャックから入力された1.2Vまたは1.5Vの電圧を、AS1322Aで5Vまで昇圧して、VDR-100が動作するようにする訳です。
AS1322Aは13×13mm、厚さ3mなので、そのまま基板の裏に取り付ける事が出来ました
基板の表から裏に回して配線するなんて…。私には思い付きませんでした。他にもいろいろ使えそうなスグレモノ!
漸く出来たとの事で…。
早速、
我が家の倉庫にあった、使い古しの単4電池で稼働させてみます。
電池ケースからDCプラグでVDR-100に挿入しています。電池以外にも3VのACアダプターでも使えるようにする為です
おっ! 動くではないか!!
動作も全く問題ナシ!
すげぇ〜!!
弟によると、ちょうど単3電池ケースが在庫切れなので、使い古しの単4電池ケースを使ったとの事。
しかも、単4電池×2本と云っても、直列ではなく並列!
つまり、最低0.85Vから動作する為に、1.2Vや1.5Vでも動作可能。
並列にする事により、電池1本ずつ、最後の最後まで搾り取って使えると云う訳です。
リモコンで使えなくなった電池を再利用、最後まで使えちゃう。
C710とVDR-100。停電時や移動運用でも使えそう!
ちなみに、本来、VDR-100は12V時で電流は最大100mA。
昇圧回路で5Vに昇圧しているので、電流は400〜500mAくらい流れると思われます。
計算上では、単4のエネループ2本で、約4〜5時間動かせると思いますが、まだ詳しく実験していないので、良く分かりません。約3時間くらい動作しました。

VDR-100はマイコンノイズが結構出る為、本体近くでは144MHz帯以下は殆ど使い物になりません。144/430MHz帯よりも、特小や1200MHz帯で使うといいかもしれませんね?
最後に普段、殆ど使わない「ID」や「PASSWORD」のLEDをローテーション。暗くなってきた「POWER」を「PTT」のLEDと入れ替えて、同じく「D-RPT」を「DTMF」のLEDと入れ替えてローテーションしてみました
一部の知っている方ならご存知の、今となっては大変貴重なモノ。
海外では、ADS-SR1のように単3電池でも稼働するもの(4〜28V)があるようですが、唯一、国産で高性能のVDR-100は12V仕様なのです。
以前、VDR-100を006P(アルカリ9V)で動かそうとしましたが、9Vでは全面パネルのLEDが全て点灯“D-RPT”、“PTT”、“REC”が点灯したまま動作しませんでした。


弟によると、VDR-100のマイコン周辺や殆どの部品は、5Vで動作するとか。
仮に、昇圧回路で12Vに上げても、内部では再び5Vに減圧しているので無駄になってしまうとの事。
確かに、この為にわざわざ、12Vを取り出せるモバイルバッテリーを購入するとか、エネループを10本用意するのも、ちょっと大変ですし…。

VDR-100を乾電池やエネループ、またはソーラーパネルでも稼働できればいいなぁ、と。
実は前から思っていたのですが、最低でも12V必要なのがネックでした。

昇圧回路を使って、例えば2.4〜3V→12Vとかにする方法を考えていた矢先、弟に訊くと「ちょっと待った!」との事。


最初、私が考えていた事はあっさり否定されました。
そこで、ストロベリー・リナックスさんの『AS1322A 昇圧型DC-DCコンバータモジュール(3.3V/5V) Ver.2』を本体に組み込んで、単4電池1本からでも稼働できるように改造してもらいました。


VDR-100が5Vで動作すればイイ!

出来れば、単3電池1本または2本で稼働すれば嬉しい!


弟によると、基板のヒューズの下辺りに12Vに満たない電圧が入力された時に、マイコンにリセットの指令を送るようにしている監視回路があり、抵抗で接続されているとの事。
恐らく、抵抗も含んでいる為に、10Vあれば動作するかもしれません。
その抵抗を絶縁して、(私の説明が間違っているので、改めてこちらに修正)DCジャックから入力された1.2Vまたは1.5Vの電圧を、AS1322Aで5Vまで昇圧して、VDR-100が動作するようにする訳です。



漸く出来たとの事で…。
早速、


おっ! 動くではないか!!

すげぇ〜!!
弟によると、ちょうど単3電池ケースが在庫切れなので、使い古しの単4電池ケースを使ったとの事。
しかも、単4電池×2本と云っても、直列ではなく並列!

つまり、最低0.85Vから動作する為に、1.2Vや1.5Vでも動作可能。
並列にする事により、電池1本ずつ、最後の最後まで搾り取って使えると云う訳です。
リモコンで使えなくなった電池を再利用、最後まで使えちゃう。


ちなみに、本来、VDR-100は12V時で電流は最大100mA。
昇圧回路で5Vに昇圧しているので、電流は400〜500mAくらい流れると思われます。
計算上では、単4のエネループ2本で、約4〜5時間動かせると思いますが、まだ詳しく実験していないので、良く分かりません。約3時間くらい動作しました。




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この記事へのコメント
無題
D-1のチップ抵抗が焼けています。
そこで このD-1チップの入手先、またこれに代用する物とかが有れば教えて頂けませんでしょうか?
出来れば 修理等も可能でしたらお願いしたいのですが、できますでしょうか? 宜しくお願いします。
写真、大変参考になりました。有難う御座います。
初めまして
この度はコメントを頂きまして、誠にありがとうございます。
VDR-100をお持ちの方からコメントを頂いて、大変嬉しく思っております。
私はあまり詳しくないものでして、早速、弟に
まず、電源部にある“D-1”のチップは逆接防止用のダイオードのようですね。
これが壊れる前に、近くのヒューズが切れるそうですが、先に焼けてしまったのですね?
幸い、弟の手元に同じようなダイオードが幾つかあるようですので、もし宜しければ、修理可能との事でした。
詳細は改めて