JA1NVLの細々日記

千葉県鴨川市の嶺岡山、標高約340メートルの音声デジピーター（JM1YUK）。
私が移動しながらアクセスを試したものを載せてみようと思います。

 
© OpenStreetMap contributors

今回の目的は、不法局を除いて、外房地域はもともと運用局数が少ないので、特に外房地域の山間部の地域と内房地域を、音声デジピーターを利用して繋がれば嬉しい、と思い、作成してみました。


《条件》

• 今回の調査は438.02MHzのみ
• 2017年8月〜2017年11月（外房地区中心）
• 地元以外、遠くまでピンポイントでもアクセス可能な場所を調査
• 車載のTM-833S (5〜10W)、SB-92N (39cm)使用
• 2秒以上カーチャンクして、反応がある事を確認（コールサインを送出）
• 毎回同じ場所周辺でアクセス出来る事（異常伝搬や混信などを除く）

海上や山の上などを除いて、平野部で比較的に安定してアクセス出来る範囲は、下記の通りですが、条件によって変わる事がありますので、飽くまでも目安です。


© OpenStreetMap contributors



※ダラ〜っと長く伸びるので、詳細は、こちらで続きをどうぞ。

外房へ行くと、438.02MHz(*1)、438.06MHz(*2)、などの音声デジピーターが入らないところがあります。
私はモービル運用時は、皆さんのように144/430MHzではなく、430/1200MHzしか出られません（144MHzは受信のみ）。


私は左目を手術してから夜間の運転が本当に辛くなりましたが、今はHID仕様にしてから助かっています

国道128号線を走っていると、必ず遅いクルマが居るので困ったものです。
脇道から一時停止を無視して、突然私の前に割り込んでくるクルマとか。
しかも、20〜30Km/hでテケテケ。
当然、はみ出し禁止区間が続くので、後ろについていくしかないのですけどね〜。

1時間半の走行距離で、平均60Km/hで走れる場合と比べると、トロトロ運転＋赤信号に引っかかりの場合、凡そ5〜10分の差が出ます。

私の場合、この5分と言う時間だけでも、本当に差が出ますので…。


最近はこちらの音声デジピーター(*3)をワッチしています。周波数が馴染みがあるような…？

そんな時は、ムセンでもワッチしながら落ち着かせるようにしています。
仕事の事で頭がいっぱいの時は、声を出す余裕なんてありませんけどね。

2016年11月20日(日)の記事で、嶺岡山系県立自然公園から遠くに鹿野山が見え、快晴の時は鹿野山無線中継所や神野寺近くのホテルが遠くに見える、と書きましたが…。



今度は逆に、鹿野山から嶺岡山系県立自然公園が見えないものか、と思いました。
先日、2017年8月28日(月)は、せっかく鹿野山に登ったので、帰り際に寄り道してみました。






現状では、相変わらず飛びが悪い、1296.34MHz (JM1YUK)の音声デジピーターも、鹿野山の上で南側が開ければ入りますが…



あ〜、これこれ!!　これが嶺岡山系県立自然公園から、双眼鏡で遠くに見えるんですヨ〜〜！


ん?!　ここで1296.34MHzの電波がSメーター2〜3振っていると云う事は…“射程範囲内”に居るってコトですか〜！


相変わらず、霞んでいるので遠くの見えが悪い…。嶺岡山はどっちなのよん？


あ！　多分、こっちが嶺岡浅間山方向でしょ？　デジカメで撮影している時は、全く気付いていませんでした〜

近くでゴルフ（グラウンド・ゴルフ？）やっている人達が居たので…。
ちょっと怪しい奴と思われると嫌でしたので、無線運用は出来ずでした。


JM1YUK局の1296.34MHz（音声デジピーター）のGPは木々に囲まれているものの、北方面なら何とか葉の間から飛んでいるようです？

相変わらず飛びが最悪な、1296.34MHz。
鹿野山でも、マザー牧場付近はアクセス出来ませんでしたが…。
場所にもよりますが、南に開けたところで、少しでも受信できたのは嬉しかったです。

しかし、当然、438.02MHzの音声デジピーターは、0.2Wでも余裕でアクセス出来ます。
ウチの音声デジピーターや他も試せば良かったのですが、暑くて気が回りませんでした。

ここ最近、私は平日、土日祝、毎日シゴトです。
…が、山間部でスマホが殆ど圏外になる場所に居ます。



しっかし、まぁ…。
暑いだけでも、本当に疲れますね〜。

こう毎日暑いと、外仕事は灼熱地獄。
それもあって、お昼前後は殆ど木陰で休憩する事が多いのですが…。運がいい時は、ムセンでお友達と繋がるんですけどね。



先日、地元のローカル局からお呼び出し頂いた時は、本当にグッドタイミングでした。
ちょっとした交通情報や、天気情報の交換。
更に、海の荒れ模様とか教えて頂いたもので、私も助かった事がありました(*1)。


某山の中。ここは私のスマホ、カイシャから貸与のスマホ、タブレットも殆ど使い物にならず…



付近には同軸ケーブルとブースターが…。これは地デジの共聴アンテナから引いているものなのでしょうか？

今日では、“スマホがあるから殆ど用が足りる！”と、私も思ってはいたのですけど…。
ところがどっこい、山奥でお得意のスマホが使えなくなると、その最新技術の無線装置は、非常時に使えなくなってしまいます。

…と、今は山奥からスマホでアップです。
はぁ〜〜〜。

2017年7月29日(土)、JI1RFF局がわざわざ習志野市から、嶺岡山のJM1YUK局までお越しになられました。
私もメンテナンス作業のお手伝いをさせて頂きました。



ここ最近、RBBSの1200MHz帯転送回線（館山市のJO1YLW局と接続）が不安定でした。
原因は、1200MHzの無線機の送信がおかしいようでした。
代替の無線機をJI1RFF局が持ってきてくださったのです。

お約束の時間より、かなり早く私は到着しました。


最低が17度、最高で42度になった記録が…！　先日、日中は晴れて暑かった上に、無線機の熱が!?

先日も私がメンテナンスに寄らせて頂いたのですけどね。
この2日以内に、キャビネット内の最高温度が、42度になった事があった模様。


問題の無線機を触ってみると、かなり熱い！　10秒も触っていられないほど…

これ…マズイ。
夏の暑い時に、TM-833をクーリングファンなしで、24時間10W運用をしていました。
実は冬の頃から、私も心配していたのですけどね。

同じタイプの無線機（予備機）に交換したら、RBBSの1200MHz帯転送回線はスムーズに繋がるようになりました。


今回、私が用意したクーリングファン。しかし、コネクターに問題が発生したとは…

JI1RFF局にお願いして、RBBSの1200MHz帯無線機に、クーリングファンを取り付けて頂きました。

ところが！
TM-733GVLには、このファンをそのまま差せるのですが…。
TM-833 (10W) は、ヒートシンクにネジが付いていないのと、基盤にコネクターを付ける表示があるのですが、コネクターが無いんです！
悩んだところ、JI1RFF局が内部の基盤から、約12Vのプラス、マイナスの電源を見つけ出してくださり、そのまま半田付けで取り付けました。

しかし、送信したら回ると云う訳ではなく、どうやら電源を入れると回ったまま…。

• TM-833 (430MHz帯10W)　クーリングファンなし
• TM-833V (430MHz帯20W) 　クーリングファンあり
• TM-833S (430MHz帯35W) 　クーリングファンあり

は、微妙に違うようです。

後、今年の元旦に1296.34MHz（音声デジピーター）のアンテナを、電柱中段の八木アンテナに替えて頂いたのですが…（こちらを参照）。
やはり、北方面などが全く使えず、全く使い物になりませんでした。

またJI1RFF局にワガママをお願いして、元のGPへ戻して頂きました。



一番下の元のGPへ戻しましたが、木の茂みに囲まれているので、飛びは最悪…。
本当は10Wにしたかったのですが、今回はクーリングファンを取り付ける時間が無かったので、1Wのままです。

ただし、TM-833とVDR-100の接続ケーブルを、ノイズ対策、更に音声をSP出力からではなく、マイク端子から直接取っています（音量ツマミとは関係なし）。
この為、1296.34MHz（最大58秒）は、電波強度が弱くノイズ混じりや、過変調ぎみでも落ちにくいようになっていると思います。


帰宅後、我が家の庭でアクセス。殆ど見通し距離なのですが、庭の木の陰でもうSメーターが落ちますが…

JI1RFF局にお話ししましたら、今年の秋にアンテナ、ケーブルの張り替えなどを予定されているとの事だそうですが…。
それまで、しばらく我慢してください、との事でした。

後、51.26MHz、438.02MHz、438.06MHzの音声デジピーターも、皆さんでどんどん自由に使ってください、との事でした（不法局からのバンド防衛もありますので）。
と云う訳でしたので、皆さん、引き続きよろしくどうぞお願いいたします。


最初は、中段の八木アンテナはイケるんじゃないかな、と思ったのですけどね。こちらの地形的にダメでしたか〜？

また、JI1RFF局を始め、いつもお世話になっている皆様（フレンド局）のお陰で、私も楽しませて頂いております。
お忙しい中、本当にありがとうございました。


JM1YUK局も停電時は、非常用電源のバッテリー稼働で2〜3日は運用可能。JI1RFF局によりますと、このバッテリーは全部で約8万円だったそうです！　バッテリー運用で消耗してくると、先にRBBSが停止して、音声デジピーターが停止するそうです（詳細は別冊CQ ham radio QEX Japanの2015年6月号（No.15）を参照）