JA1NVLの細々日記

皆さん、こんにちは。

早いもので、もう12月も半ばを過ぎてしまいました。
今年もあと僅かとなってしまいましたね。


私は、ついこの間まで“暑い、暑い”と云っていたのが、まだ記憶に新しいのですが…。
今年は秋もあっという間に終わってしまったように思います。
12月に入ったら寒い日が続きますね〜。




何だか、暑さから開放された10月下旬頃から、月を過ぎた辺りから、急に月日が経つのが早く感じませんか
クルマで移動中に、そのような事を考えていました…。


○月○日、某ホテルの駐車場。またもや、私のクルマ1台分が停まれる、“お気に入りの場所”に停めて…っと♪

12月に入って、日が沈むのが早くなってきたからでしょうか。
今の時期は、16時を過ぎると、もう真っ暗になってしまいますものね〜。
夏の頃なんか、私は19時を過ぎても、まだ仕事をしていた事がありましたから…。




話は変わりますが…。
私は遠出する際、いつもDJ-G7を2台とADS-SR1を必ず持っていたのですが…。
今年はあまり電源を入れる事がありませんでしたっけ。


写真中央にある水色の丸い物は“消しゴム”。久しぶりに使う時は、必ず消しゴムで端子を擦って、接触不良を防止します

そんな事もあってでしょうか。
久しぶりに、ポータブル音声デジピーターを稼働させてみようと思いました。


ポータブル音声デジピーターを運用時は、常置場所のWIRES-Xや音声デジピーター（JQ1ZMY）を停止させています（無線機の電源をオフ）。

まず、その前に…。
本来行く予定だった場所へ、久しぶりに来たら先が通行止めになっていたので、結局、戻って、某隧道でちょっと遊んでから。



路肩に停めたクルマの中に、1200MHzのポータブル音声デジピーターを稼働させて、そのまま奥米隧道の反対側の坑口まで歩いて行きます。
以前もここで、144/430/1200MHzの伝搬を試した事がありましたが、トンネル内を伝わった伝搬は1200MHzが優勢でした。



ちなみに、今回は南からの日光が眩しかったせいでしょうか。
坑口をうまく撮影できませんでした。
360度撮影した写真で見ると、こんな感じに不気味な坑口がお迎えしてくれますよ。


久しぶりに来たら、点灯していないナトリウム灯が幾つかあって、不気味さが増していました！

ここ、初めて来た方はトンネルの中さ入る事に躊躇してしまうでしょうね
私はこのトンネルを、もう何度か一人で歩いたりクルマで通った事がありますが、慣れているとは言え、やはり怖いものですよ〜。

ちなみに、私は1998年頃にこの近くの林道でガス欠をやった事がありました。
当時は携帯電話が圏外だったので、このトンネルを通って、公衆電話まで歩いたんです。


まるで洞窟のような隧道。ナトリウム灯が全て消えたら、本当に怖そうですね〜（汗）


カーブを過ぎた辺りから、1200MHzの電波もフェージングが出てきますが、430MHzより良く届いています！

今回は途中を省略。
トンネルの中を360度撮影した写真で見ると、こんな感じやこんな感じですが…。
以外にここは交通量があるので、ゆっくり写真を撮影する事が出来ないんです。
ネットでいろいろ書かれているので、今更私が紹介するほどでもありませんけどね。


一山越えているので、1200MHzで届かないと思いきゃ…。坑口の方に寄るとSメーターが良く振れる感じでした。1200MHzの電波が隧道内を伝わって来ているのでしょうか!?

さて、一つめのトンネルを抜けました。
もともとは一つの隧道でしたが、昔、大規模な崩落があって途中が無くなってしまって、今のような形になったそうです。

ちょっと分かりにくいのですが、こんな感じに途中の広場にやってきました。

曲がったトンネルを抜けて、反対側の坑口と1200MHzの電波で通信が出来たと云う事を、改めて確認しただけですが…。


以前、私がシゴトで千葉県山武市へ行った時、あるお宅でお爺さんにいただいた缶コーヒー。眠い時に本当に助かります！

さ…コーヒーさ飲んだ後は、次の場所へ向かいましょう。

あ〜あ。
今回は、まさかの通行止めで予定が狂ってしまいました。
せっかくDJ-G7とADS-SR1を持っているので、“144/430MHz帯でも何も入らなさそうな山の中”で、1200MHzの伝搬を実験してみようと思います。





先程のトンネルのように、周囲が開けていない場所にポータブル音声デジピーターを設置、山間を抜けて、どこまで飛ぶか…。

山間で430MHzの場合、1W以上出せばハンディホイップでも“それなりに”飛んで通信できたと思います。
私は1200MHzに関しては、未だにDJ-G7とハンディホイップだけで、どれくらい実用になるか、正直まだ経験不足で未知な部分が多いんです。

そこで、駐車したクルマの中にDJ-G7とADS-SR1を稼働させて、散歩しながら、もう一つのDJ-G7でアクセスして調査してみます。


ポータブル音声デジピーターからの送信出力は凡そ0.3〜0.4Wくらい。周囲に森林、更に山があるので飛ばなさそうですが…




まずは、クルマを離れて150〜200メートルくらい。
流石にこの近い距離では、殆どS9で動きがありませんが、一山越えると段々とフェージングが出てきて、メーターが振れるようになります。







直線距離で227m〜375m (35.179508, 140.019077)

今回はポータブル音声デジピーターの設置場所はあまり良い場所ではないので、山陰を進んで300メートルくらいのところで、S3〜S5くらいになりました。





そして、375メートルくらい進むと、周囲は完全に山に囲まれている事もあって、Sメーターは振れなくなり、殆ど“BUSY”だけとなって、ところどころで途切れるようになってきました。

1200MHzは周囲のロケーションが悪くなると、急激に電波の入りが悪くなります。




直線距離で430m (35.181131, 140.016254)



この辺はまた山の中なので、殆ど入らなくなってしまいます。
ですが、半固定すると辛うじて“BUSY”だけ点灯するくらいの弱さで、移動しながら通信は不能になってしまいました。

今回はここまでかな、と思ったのですが…。


直線距離で712m〜900m (35.184001, 140.017085)

トンネルを抜けて、少し開けたところまで来ました。
山々を反射してくるのでしょうか。
移動しながらですと、殆ど“BUSY”しか点灯しませんが、スケルチを開放すれば、話している内容は辛うじて理解できる感じ。







ですが、この辺りで1200MHzの電波が山を反射して届く感じでしょうか。
ハンディホイップだけでも、ピンポイントでS1くらい振れる場所があったり、1200MHzの電波でも一山二山越えて届く事を実感できます。

ちなみに、上記の写真を撮影した場所を360度で撮影した時の写真がこちら。



そして、ほんの少し森を通過すると、移動しながらでは、殆ど“BUSY”さえも点灯せず、半固定して、ピンポイントで“BUSY”が辛うじて点灯するくらい、電波が届かなくなってしまいました。




直線距離で1.37Km (35.189624, 140.014896)



更にそのまま進むと、遠くに山が見えても、ほんのピンポイントで一瞬“BUSY”が点灯するくらいで、半固定しても会話の内容が聞き取りにくい弱さになってしまいました。


直線距離で1.55Km (35.191001, 140.013453)



そして、また定番の場所まで来ました。
この場所は本当に不思議な場所で、遠くの1200MHzの電波が唯一、ピンポイントで入る場所なのですが…。

今回も、どこの山から反射してくるのでしょうか。
先程まで殆ど入らなかったポータブル音声デジピーターからの電波が、半固定で“BUSY”だけ点灯しますが、再びここで拾う事が出来ました！



直線距離で1.5Kmくらいですが、道を歩くと片道凡そ2.7Km。
往復で凡そ5.4Kmの距離です。
この辺は周囲が殆ど山だらけなので、1200MHzは殆ど飛ばないかな〜、と思っていましたが、16cmくらいのハンディホイップ同士でも、以外に飛ぶのが分かって、ちょっと嬉しくなりました。

次回は、もう少しロケーションが開けたところにポータブル音声デジピーターを開設してみたいところ。

後、プリンテナや八木アンテナを使うと、山間でもどれくらい違うのでしょうか。

2020年12月12日(土)

本日は朝、雨が降ったので出掛ける気がなく、ずっと部屋にこもっていました。

私が部屋に居れば、438.02MHzと1296.42MHzを大抵は訊いておりますが、応答がない時は、部屋に居ないか寝ているか…のどちらですが、せっかく呼んでいただいても不在の時は、大変申し訳ございません。

さて、JM1YUKの音声デジピーター（438.02MHz／Tone: 67.0Hz）で、館山市のフレンド局と久しぶりに交信していただいたのですが、相変わらずの混信で途中で交信を終了。


JM1YUKの局舎がある嶺岡山の中腹に靄【もや】が漂っていました

その直後、何と！　香取市からJA1BJY局からコールいただいたので、ビックリ
やはり結局、混信に負けてしまって、長く交信が出来ませんでしたが、お家の庭に15エレ八木を建てて、こちらに向けていただいたそうです（同軸ケーブルが家まで届かないので、庭に半固定で）。

以前、JA1BJY局のお家からカモガワ方向に竹薮があって、438.02MHzは全くアクセス出来ないとお訊きしておりましたが…。
今回は混信に消されそうながら、交信が出来ました。



その後、またしばらくして近所のフレンド局がCQを出されていたので、音声デジピーターで交信していただきました。

久しぶりに音声デジピーターで、ほんの短い交信でも出来ると嬉しいものです。

皆さんに、いつも感謝ですね。
本当ありがとうございます。

今回は、438.02MHzは全くアクセス出来ないと仰っていたJA1BJY局のお声をお訊きした事は、私も本当に良かったです。


うちの庭から、直線で約3KmくらいのJM1YUKのアンテナを、デジカメの光学ズームで撮影してみました。あそこを経由して、皆さんとお話ししたんです。438.02MHzで使用しているGPが微かに見えますね！

2020年11月23日(月)

三連休最終日。
気晴らしに紅葉の写真でも撮ろうかな〜、と、ちょっと出掛けたのですが…。
いつも行く山も、何だか人が多いのでガッカリ。

本来は、1200MHzのポータブル音声デジピーターを運用、紅葉を見ながら伝播実験をしたかったのですが、こう何人も人と会うとなると、ムセンで遊ぶどころではなくなってしまいました。

本当、ただの散歩だけで終わっちゃいました…。



2020年7月4日の記事や2020年7月11日の記事で書いたのですが…。
うちの1200MHzのWIRES-Xや音声デジピーターが、北方面にある安房高山（標高凡そ365m）と房総丘陵を越えて、ピンポイントながら豊英湖近くまで飛んでいたと、以前は書きましたが、今回もただ何となく“どこで入るかな〜”と、調査に出掛けてみました。


さて、やってきたのは国道410号線の“新豊英トンネル”の上にある旧道。
今もこの旧道は現役で、私もたまにこのトンネルの上の旧道をクルマで通る事があります。



その旧道で、東方面へ開けていて、崖の下に豊英湖が見えるところがあります。
ここに何度かクルマで来て、車載のTM-833Sでうちの1200MHzのWIRES-Xや音声デジピーターのアクセスを試した事がありましたが…。
たまたま停車した位置が悪かったのか、今までアクセス出来た事がありませんでした。



そこで、今回はな〜んとなく路肩、ガードレール近くに立って、崖の上から遠くの山々を見ながら、DJ-G7を片手にふらふら歩いている時でした。


DJ-G7+EDH-35なので、ハイパワーで1W出ませんが…。返ってきた電波が“BUSY”しか点灯しないものの、ここから我が家の音声デジピーター（JQ1ZMY）にアクセス出来たのは感激！

何と…
本当にピンポイントながら、ここからDJ-G7でうちの1200MHzの音声デジピーター（WIRES-X）に0.3〜0.4W(*1)でアクセス出来たではありませんか…


安房高山からの回折か反射で届いているのか…。ここも、ほんのピンポイントで1200MHzの電波が入る場所がありました（我が家から北北西へ直線で約6.9Km）

ただ、流石にアクセスが厳しいので、HRI-200がDTMFを認識できないので、“”を送信してもアナウンスが返ってきませんでしたが…。
音声デジピーターは辛うじてアクセス、オウム返しされてきました。こんな時はVDR-100で音声デジピーターを構築しておいたお陰で、こうして1200MHzの伝搬を確認できるので、改めて便利だと思いました(*2)。


上記と同じ場所で、JM1YUKの音声デジピーターも、本当にピンポイントながら入ります（ダウンリンクは10WなのでS1〜S2くらい？）


この辺りは430MHz帯で、室内ハンディホイップ0.2Wでもウチから届く不思議な場所。430MHzで届くなら、1200MHzでも届きます！

そして、定番の場所へ。
ここへ来ると、嶺岡山のJM1YUK、1200MHzの音声デジピーターは全くアクセス出来ませんが、うちの1200MHzのWIRES-Xや音声デジピーターはアクセス出来ます。

嶺岡山の海抜約287mあるJM1YUKの音声デジピーター（10W）がダメで、長狭平野の海抜約40mくらいで、北方面に安房高山（標高凡そ365m）に遮られているウチ（JQ1ZMY）のWIRES-Xや音声デジピーター（1W）が、ここで入るのが本当に不思議です。

2020年9月19日(土)
2020年9月21日(月)、寝ぼけて書いていたので、一部修正済み

 LINEでJA1BJY局が久しぶりに、千葉県旭市の刑部岬から移動運用されるとの事でお知らせ頂きました。
2020年9月18日(金)の夜、私は無線に出られませんでしたが…。

2020年9月19日(土)の夜。
本当にお久しぶりに、JA1BJY局とJM1YUKの音声デジピーターで交信していただきました。
いつもは LINEでトークしていただいておりますが、やはり無線を使った交信はいいですね。

そこで今回は…。
最初、438.02MHzの音声デジピーターでお話ししながら、1296.34MHzでどうにか交信できないものか、もう一度チャレンジしていただきました。

JA1BJY局によりますと、昨夜の事。
刑部岬から、430MHz帯15エレ八木、1200MHz帯18エレ八木＋プリアンプで移動運用。
430MHzはともかく、1295.00MHzで、何と刑部岬から凡そ75Km離れた、勝浦市のJR1WFW局（固定）と一発で繋がったとの事でした


JA1BJY局が430/1200MHzで移動運用されている様子です。430MHzは15エレ、1200MHzは18エレ。アンテナから伸びる同軸ケーブルの途中にプリアンプがあります。2020年9月20日、銚子市移動の様子、JA1BJY局より写真を提供いただきました（※クリックまたはタップすると、別ウィンドウで拡大表示します）

しかも、JR1WFW局のご自宅は、標高95mくらいですが、周囲に100〜200メートルくらいの山に囲まれており、刑部岬の方へ電波が飛ばなさそうですが…。
地上高7メートルほどのGPで、刑部岬のJA1BJY/1局と、勝浦市と1200MHzのシンプレックスで繋がったとの事でした



そのような事もありまして…。
JM1YUKの音声デジピーター（438.02MHz）で交信しながら、今度は、JM1YUKの音声デジピーター（1296.34MHz）でも行けそうかな〜、と、何度かJA1BJY局に試して頂いたのですが、現状では刑部岬から18エレ八木＋プリアンプでも、かなり厳しく交信までは出来ませんでした。


438.02MHzの音声デジピーターで、私の部屋から南側の窓を開けると、JA1BJY局の直接波が入りました！

普段は静かな438.02MHzですが、今回はJA1BJY局とJR1WFW局、そして私と3局でラウンドQSOしていただきました。
一回の送信が凡そ30秒の時間制限があるので、時折、うまく交信できない事がありましたが…。

1対1の交信と違って、いろいろうまく会話にならない時がありますが、今回はJA1BJY局がうまくまとめていただいたお陰で、私も交信しやすいものでした。

しかも、今回、刑部岬から移動されているJA1BJY局と、勝浦市のJR1WFW局は直接波でも余裕に取れていたとの事です。

JA1BJY局が0.5Wで運用されても、JM1YUKの音声デジピーター（438.02MHz）まで、ノイズが全く入らず非常に綺麗に入感していました。

 
今は疎遠になってしまいましたが…。以前、WIRES-II時代の時に、茨城県守谷市のOMさんに作っていただいた自作の430MHz帯バイコニカル・アンテナ。144MHz帯でもそこそこ使えます！

ちなみに、JA1BJY局が50Wで運用された時は、私の部屋の窓際で、DJ-G7＋RH951S（SMA-PとBNC-Jの変換コネクター装着） で直接波がSメーターは振らないのですが、BUSYが点灯するくらいで取れました。

後、私の部屋の壁際に置いてある430MHz帯のバイコニカル・アンテナに接続しているTM-733GV(L)で受信したところ…。
こちらではSメーターが1つ振れるくらいの強さで入感していました


今回も、刑部岬移動のJA1BJY/1局から私の部屋まで、凡そ89Kmも飛んで、直接波が届きました！

JA1BJY局、JR1WFW局、遅くまで交信ありがとうございました。

本文を読むにはこちらからパスワードを入力してください。