JA1NVLの細々日記
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2019年4月25日(木)の記事でも書いたのですが…。
DJ-G7+ポータブル仕様のVDR-100で、1200MHz帯の音声デジピーターを持参していましたが、VDR-100が故障して遊べなくなってしまいました。
ADS-SR1に電池を内蔵できますが、最低で3Vからの動作になるので敢えて外付けで4.8Vの電源を用意しました
今回も弟にお世話になりました。
たかが、単3電池4本仕様の電池ボックスを直列で、DCジャックを付けるだけの事なのに…。
わざわざ“忙しい弟”に頼んでしまいました。
DJ-G7からスケルチ信号を抽出できない為、ADS-SR1をVOXモードで動作させていますので、頭切れや無音時の途切れを防止する為、トーンスケルチを音声として認識できる156.7Hz(以上)に設定してみました
私の場合、ADS-SR1の設定をちょっと応用して使用しています。
デフォルトの場合、「(録音された音声)→→送信終了」「(録音された音声)→送信終了」となっていますが、VDR-100やWIRES-Xをなどのように、送信終了の間に0.5〜2秒程のディレイタイムを儲ける方が良いかもしれませんね。
「(録音された音声)→→(無音2秒)→送信終了」と云った感じです。
ADS-SR1は、録音された音声の後に、1KHzのCWによるIDと、9スロット分の音声録音によるIDを送出する機能がありますが、私の場合は敢えてCWの送出機能をID用には使用しません。
ID文字列を空白を設定して、でCWのID送信を有効、
で常に無信号状態を送出させるようにして、ディレイタイムを作り出します(レピーターで云うハングアップタイム)。
この時、+
(この例では3文字の空白)がディレイタイムの長さになる訳です。
VDR-100と違う点は、音声IDを9スロットあるので、、
として、スロット0の録音内容をアクセス毎10分毎に1回を送出するようにして、残り1〜9をビーコンとして送出する事も可能です。
例えば、
スロット | 録音内容 |
0 | アクセス毎のCWによるID(10分毎など、任意に設定可) |
1 | 女性の声によるビーコンアナウンスID |
2 | 男性の声によるビーコンアナウンスID |
3 | 30分毎に詳細アナウンス |
4 | 1時間毎に詳細アナウンス |
のように設定する事が可能です。
IDの録音は、アクセス用の無線機やPCなどからADS-SR1へ
DTMFで
+スロット番号0〜9を送信した後、ピピピッ音の後に録音したいIDの内容の音声を録音、音声が無くなり次第完了となります。
ちょっと大雑把に…自分用のメモ代わりに書いてしまいましたが…。
ちなみに、私は前から1200MHz帯で音声デジピーターをやってみたい、と思っていたのですが、現行ではDJ-G7+ADS-SR1の組み合わせで構築するのが手っ取り早いと思います。
古い1200MHzの無線機を持っている人も居るので、トーン周波数を88.5Hzに設定したいところですが…。
VDR-100と違ってADS-SR1にはCTCSSデコーダーが内蔵されていない為、DJ-G7のトーンスケルチを併用します。
VOXで動作させるので、近距離でノイズが無い状態でカーチャンクしたり、喋っている時に頭切れや途中で音声を感知しない為に録音が終了してしまう事があります。
DJ-G7は個体にもよりかもしれませんが、たまにトーンスケルチが不調な時がありませんか?
私のDJ-G7、なぜか88.5Hzのトーンスケルチで設定しておいて、しばらく経つと、同じ88.5Hzでアクセスしているにも関わらず、トーンスケルチが開かなくなる現象があって困ったものです。
VOX動作で感知しやすくする為に、156.7Hzに設定してみましたが、今のところ問題なし…
ちょっと様子見でもあります。
ちなみに、トーンスケルチがない無線機にADS-SR1を接続したい場合、一昔前のDTMFスケルチのようなものを設定(
+最大6文字)する事は出来ます。
しかし、アクセスする前にいちいちDTMFを送信するのは結構面倒ですね。










それなら、八木アンテナを正面の

確かに、指向性があるので正面へ向ければ良い事は、ボンクラの私でも分かりますが、






冒頭でも申し上げたように、反射すると云われている1200MHz帯で、高いゲインの指向性アンテナを、平野から見える





私はよく、1200MHz帯の実験の為に、今まで何度か行く事があります。
平日の






私が前に買った、SMA-P/BNC-J変換コネクターの1つを、引越しの際に紛失してしまったので、1つしかありません。
本当は、


今回は、あまり良く分からない…。
と云うか、山間部に入ると、スポット的に強く電波が入るところがあるのですが、ほとんど届きません…。
それもそのはず。
12エレ八木アンテナの正面から横の方の山奥なんですものね〜。
でも、同じ場所で



さて、今度は12エレ八木アンテナから見たの後ろの方へ行って試してみる事にしました。
つまり、北西方向の



音声デジピーターに“本日は晴天なり…”とコールサインを送信、オウム返しされた自分の声を聴くと…あまりアクセスが良くないような



当然ながら、八木アンテナの正面方向ですと、X5000では届かない場所でも強力に入る事がありますが、正面以外でも見通しが効く限り、ある程度は良い感じのような気がしました。
同じ場所に置いた


しかし、飽くまでも反射ですので、電波が減衰してしまうのと、反射する角度などによって、スポット的に強力に届くような感じでしょうか。

しかし、今回は実験に失敗でした。

後で分かったのですが、時折、ADS-SR1の反応が鈍い事や、

最初は、ADS-SR1がおかしくなったのかなぁ、と思っていましたが…。
今回、ADS-SR1に接続していた






結局、電波が届いてていても、トーンスケルチが開かずにADS-SR1が反応しなかった事が何度かあったようで、伝搬実験は失敗…。

ちなみに、ADS-SR1の日本語訳マニュアルを、


今まで、VDR-100とこの

新しく


*1: JH1NZJ局に和訳版を製作して頂いたのですが、本当に素晴らしい出来栄えです!! 「ADS-SR1をご購入の方にお役に立てて頂ければ…」との事ですが、和訳マニュアルをご希望の方は、私宛までご連絡ください。
*2: VOX運用時のADS-SR1の反応を上げるのと、短いカーチャンク時の対策に、##1900、##9230 を設定してみました(初期設定は、##1902、##9205)。

ざっと


私のように“ADS-SR1を入手したぁ〜!! …けど、使い方が良く分からない〜!!


そこで、今回は、ADS-SR1を、取りあえず音声デジピーター(シンプレックス・レピーター)として動作させて、CWによるIDも送出させてみる事を、私なりに書いてみます。

尚、場合によって音声調整をする必要がありますが、私が試した限り、

まず、作業の前に、別途、DTMF付きの無線機とダミーロードを用意します。


1. セキュリティーコードを設定する
まず、ADS-SR1はロック状態とロックを解除した、2つの状態があるようです。
実はこれが私も最初、良く分からなかったのです。

アクセス用の無線機から、DTMFで「##01」を送信して、約2秒後(デフォルト)、下記のようなビープが返ってきます。
「プープー」と返ってきたら

「ピピピッ」と返ってきたら、

最初は「プープー」と返ってくると思います。
デフォルトでは、セキュリティコードが「000」に設定されています。
「##000」を送信すると、ロックが解除され、「ピピピッ」と返ってきます。
ロックを解除している時に、“##”から始まる各コマンド番号と値を送信する事によって、ADS-SR1に設定をする事が出来ます。
設定後は、「##00」(ロックコマンド)を送信してロックしておきます。
この3桁のロック番号を変更するには、アンロック状態で「##08」に続いて任意のコードを送信します。
例えば、「123」に設定したい時は、「##08123123」と送信します。

2. CWによるIDを設定する!
国産は皆無になってしまったので…。
現在、数ある海外産のシンプレックス・レピーターの中で、私がADS-SR1を厳選した理由に、アマチュア無線で使う時に必須でもある、IDを送出する機能があるかどうか…。
これは、MFJ-662をお持ちの、



海外製では、SURECOM SR-112辺りが良いかと思ったら…。
コレ、よ〜く見るとビーコンのようにボイスメッセージ機能を使ってIDを送出する代わりが出来ると思ったのですが…。最低間隔が確か、15分だったような?

ADS-SR1はCWによるIDも本体内蔵の1KHzのトーンで送出できる上、まだ確認していませんが、音声によるIDも送出できるような感じです(確認中)。
そこで、今回は、ADS-SR1にまずはCWのIDを設定してみます。
先程の

【例】「DE 7L1ETS」と設定
##82040500371231052019
【例】「DE JQ1ZMY/1」と設定
##820405001017312613254231
【例】「DE JQ1ZMY K」と設定
##820405001017312613250011
と、こんな感じになります。
私は、“##82040500101731261325000000”のように、最後を空白で埋めて12文字いっぱいに設定しました。
何故なら、IDを送出後、すぐに送信が終わって、スケルチが閉じるテールノイズと間隔が近いと、移動中にフェージングが発生している時に最後が良く分からなかったりするからです。
IDを設定すると、設定したIDが一度、CWでアンサーバックされます。
DTMFの送信具合によって、正常に書き込みが出来ない時は、再び「##82」からやり直ししてください。
一昔前、


CWのIDを設定したら、「##151」で定期的にIDを送出(デフォルトは10分毎)するように設定します(デフォルトは、##150で無効)
他にも細かい設定が出来ますが、取りあえずこんな感じ。

ちなみに、ADS-SR1はデフォルトがVOX動作ですが、頭切れが少ないんですね。
後、初期設定ではデレィタイムが2秒になっているので、DTMFの送出感覚も2秒以内に行ってください。
CWのIDを入力する際、私のように「う〜ん、Jは何だっけー? ん〜〜〜っと、あっ、1、0…次は、えーっと…」みたいな感じですと、エラーになってしまいます(笑)。

後、何度送信してもエラーが出る際は、親機の無線機の音量を調整してみてください。
あっ、そうそう! DTMFの“♯”って「シャープ」ではなくって、正式には「パウンド」って言うんですね(こちらを参照)。英語圏では、パウンドって言うのかしら

今回は、こんなくらいまで…。

接続に関しては、DJ-G7の


ADS-SR1のオプションに、

見た感じ、Common HT to RJ45 Cable (CR-H1) が使えそうな気がしました。
しかし、Argent Data Systemsのケーブル互換性表で、アルインコのハンディ機で“CR-H1”に対応している機種があるものの、現行モデルではありません。



最初、私は、“Common HT to RJ45 Cable”、つまり、“一般的なハンディ機と接続するRJ45ケーブル”を一緒に注文したのですが、これを


PTTが働かない原因は、Common HT to RJ45 Cable (CR-H1) は、2.5φモノラルプラグで、PTTのスイッチが配線されていないからでした。

Argent Data Systemsのオプションを探しても、



ちなみに、


今回は、あまり参考にならないかもしれませんが、私なりにまとめてみました。

皆さん、いつも無線でお相手くださり、本当ありがとうございます。
